宝くじの未換金と聞いてピン!とくるでしょうか?
そうです、そのままです。
当選しているのに換金されていない当選金のことです。
では、この未換金、毎年どのくらいの金額になるのでしょうか?
今回は、
- 宝くじの未換金の総額
- 宝くじが換金されない理由と行方
について詳しく紹介してきます。
宝くじの未換金は総額どのくらい?
宝くじの未換金は、過去のデータですが、なんと1年間で総額180億円にもなったことがあります。
驚くことに、この中には高額当選も含まれています。
1等に当選したにもかかわらず、未換金のままにする人が毎年、かなり存在するのです。
例えば、1億円以上の当選金で未換金のものは、2021年8月31日時点で、以下の通りです。
発売年 | 種類 |
未換金本数 |
支払い期限 |
2020年 | ハロウィンジャンボ | 7本 | 2021年11月1日 |
2020年 | 年末ジャンボ | 8本 | 2022年1月7日 |
2021年 | バレンタインジャンボ | 2本 | 2022年3月16日 |
2021年 | ドリームジャンボ | 4本 | 2022年6月15日 |
2021年 | サマージャンボ | 51本 | 2022年8月29日 |
2021年8月31日時点なので、サマージャンボはまだ結果が発表されたばかりという事もあるかもしれませんが、ハロウィンジャンボや年末ジャンボは、結果発表からこれだけ時間が経って、まだ換金されていないのは不思議ですよね。
この表に載っているのは当選金1億円以上の本数なので、総額にすると、最初にお伝えした通り、かなりの金額になるでしょう。
もう1つ、この未換金についての驚きの事実は、末等当選金が未換金総額の大部分(約80%)を
占めているという事です。
昔の人はよく言ったものです。
「塵も積もれば山となる」
まさに、その通りですね。
では、宝くじに当選したにも関わらず、換金されない理由はなんでしょうか?
先程の末等当選金の話でも分かる通り、
「たかだか300円のためだけに、換金に行くのは面倒くさいし、気恥ずかしい」
そういう人が多いのでしょう。
なにを隠そう、私もそのひとりです。
「売り場の近くに行った時に換金すればいいか」
ぐらいに考えて、換金を先延ばしして、いつの間にか放置。
私自身も経験があるので、そういう理由ならば、未換金でも納得もできますよね。
しかし、換金されない理由は、どうやらそれだけではないようです。
「どうして?お金が欲しいから購入したのではないの?」と気になりませんか?
そこには換金しない様々な事情があります。
その理由を、次に詳しく見ていきましょう♪
宝くじの未換金の理由
宝くじが未換金のまま換金されない理由には、次の5つの理由があります。
- そもそも宝くじを購入した事を忘れていた
- 当選番号を見間違えていた
- 当選結果を確認し忘れていた
- 宝くじを紛失した
- あまりの高額当選で怖くなった
見て想像がつくもの、つかないものがあるでしょう。
1つ1つ見ていきます。
1. そもそも宝くじを購入した事を忘れていた
大量に購入したのであれば、忘れることも少なそうですが、数枚だけ購入した場合は、購入した事自体を忘れている事も多いです。
スーツの内ポケットに入れておいたり、車のダッシュボードに入れっぱなしにしてしまったり。
購入したときは、
「家に帰ったら宝くじをいつもの場所にしまっておこう」
と思っていたのに、すっかり忘れていた。
そんなケースです。
また、普段から宝くじを購入する習慣のない人は、当選発表まで期間があくことも、忘れてしまう原因になるようです。
そして、近年増えているのは認知症など病気の可能性も。
ひとくちに「宝くじを購入したことを忘れていた」と言っても、本当に様々な背景がありますね。
2. 当選番号を見間違えていた
1等に比べて、前後賞の未換金が圧倒的に多いです。
1等と番号が違うので、ハズレと勘違いしてしまう人が多いのですね。
「絶対にしたくない見間違いランキング」なんてものがあるのなら、かなり上位にくる見間違いではないでしょうか。
2度、3度といわず何度でも、
「宝くじに穴があくわよ」
と言われるくらいチェックした方が良いでしょう。
3. 結果確認を忘れていた
ネットや新聞で確認し忘れて、そのうち確認しようと思っているうちに、確認しようと思っていたこと自体を忘れてしまった!
そんな人もいます。
「どうせ高額当選なんてしてないだろうし、後でいっか」
「ネットでいつでも確認できるから、今じゃなくてもいいや」
そんな気持ちが、確認忘れにつながります。
4. 宝くじを紛失した
最初にお話した「宝くじを購入したことを忘れていた」に似ていますが、少し違います。
購入したことは覚えているのです。
ただ、その宝くじを大切に思うがあまり、一度はタンスの中にしまったものを再び取り出し、やはり大切な物だからと、縁起も担いで神棚に置いておこうと置いたかと思ったら、やっぱり安心できない。
ここなら誰にも見つからないだろうと、隠すように置き場所を変えているうちに、どこに置いたのかがわからなくなり、行方不明に。
そんな噓のような本当の話もあります。
5. あまりの高額当選で怖くなった
よく正負の法則などといいますが、良いことがあると、それと見合うくらいの不幸に見舞われる。
そんな風に考える人もいますよね。
高額当選を夢見て購入したはずなのに、いざ当選すると怖くなって躊躇してしまう。
そういった方も、一定数いるようです。
そんな思い、一度でいいので体験してみたいと思うのは私だけでしょうか。
さて、ここまで5つの未換金理由を紹介してきましたが、番外編で次のようなケースもあります。
実は、これは私の実体験のケースです。
私は、祖父へ長財布をプレゼントしたことがあります。
そのとき、ちょっとしたサプライズとして、そのお財布の中にあるポケットへ宝くじを数枚入れた状態で渡しました。
私としては財布を使うときに、すぐに気がついてくれるだろうと思っていたのですが、財布を使ってくれているにもかかわらず、祖父からはまったく宝くじの話がでてこない。
サプライズ感覚だっただけに、自分から言うのもためらい、待つこと1年半。
いよいよ、祖父に「お財布のポケットの中、見た?」と確認したところ、返ってきた言葉は、
「ポケットなんてついてない」
とのこと。
そんなはずはありません。
私はたしかに入れたのですから。
そこで祖父に財布を開けてもらい、
「ほらここだよ、ここにポケットがあるでしょ」と言うと、
「こんなところにポケットがあったのか!気がつかなかった」と、まさかの反応。
たしかにそのポケットは一見すると見えない、まるで隠されているような作りでしたが、まさか、気がついていなかったとは。
と、こんなケースもあります(^-^;
レアなケースだとは思いますが、皆さんも、このような形でのサプライズ(宝くじのプレゼント)は、気付かれない可能性もあるので止めておきましょう♪
ちなみにその宝くじ、確認したところ末等が当選していたのですが、換金はできませんでした。
「え、どうして?」と思いませんか?
答えは簡単です。
宝くじには、時効(換金期限)があるからです。
という事で、次はその時効で換金されなかった当選金の行方について、詳しく紹介します。
未換金の宝くじ当選金の行方は?
宝くじが当選したら、支払い開始日から1年以内に当選金を受け取らなければなりません。
そう、当選金の時効(支払い期限)は1年間なのです。
では、1年が過ぎてしまった未換金のお金はどうなるのでしょう?
それは、宝くじの収益金と同じく、発売元の全国都道府県及び20指定都市で公共事業等に使われます。
この宝くじの未換金を減らすための工夫もされています。
それは、「宝くじの日」です。
毎年9月2日はくじの日といって、ハズレた宝くじを対象に再抽選が行われています。
再抽選では、色々な賞品が当たります。
どんな賞品が当たるのか、詳しくは下の記事で紹介しています。
この再抽選をきっかけに「もう一度宝くじを思い出してくださいね」というメッセージを送り、未換金防止に努めているというわけですね♪
まとめ
今回は、
- 宝くじの未換金の総額
- 宝くじが換金されない理由と行方
について紹介してきました。
大当たりすると、一生分のお金を手にする宝くじ。
衣替えでそのままクローゼットに押し込んであるコートのポケットや、普段はめったに開けない引き出しなど、確かめてみたくなりませんでしたか?
宝くじの換金期間は1年間です。
その期限を1日でも過ぎてしまうと、たとえ1億円の当選くじでも、ただの紙切れになってしまいます。
もし、そんな高額当選くじを期限後に発見したら、後悔してもしきれないでしょう。
ぜひ、この機会に一度購入したままの宝くじが無いか確認してみてください(^^♪
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